12/7ご遺族側会見まとめ
12/7夕方
遺族側の弁護士さんたちの会見がありました。
ユーチューブでみましたが2時間弱。
初めの40分ほどは弁護士さんからの説明
後半質疑応答でした。
連日の色々なことで 頭の中がもやもやしている私は この会見をみて 「問題はシンプルなのだ。解決できるのだ」と思い出しました。ぜひ皆さんも時間があればご覧になることをおすすめします。
時間のない方のために 私のできる範囲で簡単にまとめます。
川人弁護士等の会見
約30ページの意見書を12/5に作成し 12/6までに代理弁護士に送達。報道機関へのものはプライバシーの問題もあり一部マスキング(かなり具体的に氏名が登場する生々しいもの)
主要なパワハラは15ある。
時期的に3段階
①2021/8/14以降 ヘアアイロン 1ヶ月以上経った東京公演後の額の写真(黒い部分あり)提出。8/18の皮膚科医専門医とのやり取り提出。
医師に聞いたところ
このやけどは Ⅰ Ⅱ Ⅲ度のうち Ⅱ度のやけどとのこと。
故意かどうかは問題ではない。
自分がやるというのにやってあげて やけどをさせ真摯な謝罪もしない〜ということがパワハラ。ヘアアイロンの他にもこの上級生はまつげを5つつけさせるなどした。その他色々事実ある。
劇団の診療録は看過しがたいものあり。
2021/9/27 診療録:
看護師の字で
「プロデューサーから新人公演のダメ出しで 上級生から老けているとか人格否定の言葉を浴びせられていたようだ」
このあと 9月末から休演している。
②2023/2 文春報道により
そんなことをしてはだめだろう〜とはならず
「誰がもらしたのか?」
「故意でやってないだろう」ということで彼女に詰問。過呼吸になる。
劇団は事件を全否定。
③2023/8/16から9/29
長時間労働 叱責行為
振り写しのこと
ご挨拶
演出家の怠慢
達成困難なことを要求することがパワハラ
証言採用が恣意的
劇団員が複数証言しても 伝聞とし(劇団員が直接聞いているのに伝聞はおかしい)パワハラと認めない
★強調したいことは
劇団の調査チームが報告書認定していることは パワハラと呼ぶものです。(否定していますが)
★11/24の協議で 納得いかなければ意見書を出して〜と言われたので提出した。12月後半に面会するので パワハラ認めることを強く期待します。
質疑応答
Q パワハラを認めなかったら?
A ごくごく一部を認めるのであったら あらゆる手段を想定して準備する。
国際的にみても許されるものではない。
きっちりとした謝罪と解決するよう行動する。
阪急阪神ホールディングスの角会長が全力をつくすことが解決につながる。謝罪?記者会見?
ご遺族は宝塚歌劇団をなくそうとか 休演してほしいとか思っていない。
なぜパワハラと認定できないのか聞く
次のステージとして
低賃金の問題、
残業代をもらっていない問題等ある
阪急阪神グループの責任と判断にかかっている。解決改革しようとするか 決断できるか
トヨタや佐川のときに代表が謝罪した。
角さんが記者会見?
簡単ではありますが まとめてみました。
今日発売の文春、新潮共に 角会長のことが書いてあり そこが1番のポイントになるようですね。
以下
読み上げられたご遺族のコメントと
劇団からのニュースです。
【読み上げられた遺族のコメント】
「娘と会えなくなってから2か月がたちました。今でも娘からのLINE、電話をそして帰ってくる足音を待ち続けています。その間に様々なことがありましたが、劇団がパワハラを一向に認めないことに憤りを感じています。劇団が依頼した弁護士による調査報告書には到底納得できません。宙組の生徒が勇気を出して証言してくださったこと、私たち家族の訴えをまったく認めず、上級生を擁護する歪曲した内容になっています。しかしながら調査報告書が認定している事実だけでも当該上級生の言動が、パワハラにあたります。何日も何時間も感情に任せて叱責され、すみませんでしたということしか許されず、泣きながら謝り続けている娘の姿を想像すると憤懣やるかたない思いです。娘はもう何もいうこともできません。それを良いことに自分たちに都合のいいように真実をすり替え、娘の尊厳をこれ以上傷つけるのはやめてください。私たち家族は劇団とパワハラを行った上級生が真実を認め謝罪することを求めます」
劇団のニュースより
ご遺族代理人からの意見書の受領について
2023.12.07
このたびの宝塚歌劇団宙組生の急逝を受け、ご遺族の皆様には心よりお詫び申し上げます。
12月6日(水)に、当方代理人を通じて、今回の件に関するご遺族の代理人からの意見書を受領いたしました。弊団としましては、11月14日に公表した調査報告書の内容のみにとどまることなく、意見書や本日のご遺族代理人の会見の内容等も踏まえて改めて事実関係の精査等を行うとともに、ご遺族のお気持ちやお考えを真摯に受け止め、引き続き誠実に協議してまいる所存です。ご遺族には、改めて正式な謝罪を申し上げる機会をいただけるように努めてまいりたいと考えております。
2023年12月7日
宝塚歌劇団